設立趣旨

従来の国際交流事業は、行政主体または商業団体主体が主流で、参加者は受け身の姿勢となっていた。また、参加しても一度きりとなっていたため、地域住民が主体となって継続的に地域還元するプログラムを実施することが難しかった。地域住民主体で継続性のある国際交流事業を実施するため、任意団体として活動していた事業では、参加者自身が意欲的に参加できるように、当事者の声を反映させたプログラムを実施し、異文化理解の促進に努めてきた。また、継続性を重んじ、教育分野から人を育てる、学び合うことを主な課題として活動してきた。本法人では、学識者や伝統文化継承者を含む、日本独自の文化体系に直結して取り組む者が、地元産業や行政と共に地域住民主体の国際交流事業を継続的に実施していくことで、日本文化や地域の発展、及び国際社会における相互理解の促進に寄与することができると考える。上記事項を実現するための国際教育交流事業として、岡山県とニュージーランドとの二国間の学校文化交流や伝統文化交流を主な活動とする。継続的に交流ができるプログラムを実施することにより、地域住民が主体となって地域文化の継承活動を発展させることを目指す。このような活動を行うためには、社会的信用と継続性が大切になること、及び、地域の文化に関わるという点で、非営利での活動となることからNPO法人を設立し、より効果的に地域文化や地域還元の発展に寄与しようと考える。

 

登記に至るまでの経過 

2012年  総社市社会福祉協議会登録の任意団体・英PLAYとして、教育ベースの活動を始める。地域の子どもたちに異文化体験のイベントや簡単な英語を使っておかいものごっこをするなどのオリジナルイベントを開始。

2017年 総社市社会福祉協議会からの依頼で、岡山県立大学の『地域創生論』の授業の一環として学生実習生の受け入れを開始。英PLAY主催の英PLAYキッズ・プログラムを岡山県立大学学生との協働演習として実施。現在も継続している。

2019年 ニュージーランドのチャリタブルトラスト・Te Ara Koioraと英PLAYの合体事業、EITAKO国際教育プログラムとして、総社市とNZカンタベリーのオンライン小学校交流を開始。

2022年 Te Ara Koioraの藤川がカンタベリー大学マーオリ科で比較文化研究をしておりマーオリの文化に精通していることから、日本とNZマーオリの文化の類似点などに着目し、備中神楽演舞をオンラインでカンタベリー大学を通してニュージーランドに発信、紹介。

2023年 備中神楽団体のニュージーランド渡航交流事業を実施。双方共に非常に素晴らしい活動として認識が得られた。しかしながら、このような重要な役割を担う事業や国際教育に関する事業を継続していくには、任意団体では限界を感じ、NPO法人の設立を発起した。

2024年5月 NPO法人化に向けた設立総会を開催。19日付で、岡山県に特定非営利活動法人の設立認証申請を提出、その後、受理される。

2024年8月 法務局に登記され、今に至る。内閣府NPOホームページはこちら。

 

主要な活動内容

学校文化交流事業

伝統文化交流事業