阿曽小学校&Tuia Burnside Primary Schoolオンライン交流プログラム
岡山県総社市立阿曽小学校とニュージーランド・クライストチャーチ市のトゥイア・バーンサイド小学校との学校文化交流オンラインプログラムは、2020年以降、4年半に渡り学校の授業の中に取り入れ、継続的に実施している事業です。

阿曽小学校とトゥイア・バーンサイド小学校のオンライン学校文化交流の特徴
- 学校のカリキュラム(授業)の中にEITAKOの文化交流プログラムとして導入していること。
- 年に3回のオンライン交流を継続的に実施していること。
- 阿曽小学校の外国語講師・酒井浩恵(EITAKO代表理事)と、トゥイア・バーンサイド小学校の担当教員が変わらず、良いコンビネーションを構築できること。
- 阿曽小学校とトゥイア・バーンサイド小学校の運営陣である歴代校長が、EITAKOの国際文化交流を教育に導入することについて理解し、協力体制が整っていること。
- 双方が、EITAKOの交流の方針や指針を理解し、そのメソッドに沿って生徒に適切なガイダンスを提供できること。
EITAKOメソッドとその効果
- 日本の学校と英語圏および日本語以外の言語を母国語とする国際交流事業の場合、世界の共通語である英語を使用するが、EITAKOの教育プログラムは、外国語授業であってもあえて言語を第一の学習のゴールに設定せず、文化にフォーカスするという設定を置くことにより、生徒の自主性や独自性、個性を引き出す。
- その効果として、特に、英語を母国語としない阿曽小学校の生徒は、交流の対象を「ニュージーランドの友達」、「ニュージーランドの文化や学校」という風に捉えることができ、教科としての英語の困難さや苦手さ、コンプレックスなどを感じることなく、自己表現ができるようになる。
- 継続的なオンライン交流を年に3回実施することにより、小学4年生という成長期の非常に大事なときに、自己肯定、郷土愛について、異文化とのふれあいにより地域の主体者となり考えるきっかけを与えることができる。
- 上記のEITAKOメソッドにより、他の教科への適応や、地域社会やコミュニティーへの参加の意欲を引き出し、将来、生徒が地元を愛する人材となり地域連携や地域創生の助けになる効果があると大いに期待できる。
- EITAKOの交流プログラムが教育的にどのように効果があるか、阿曽小学校を通してアンケートを実施した。集計結果は下記の通りである。
EITAKOのアンケートを実施しました。
2025年3月に、阿曽小学校を通して「ニュージーランドのトゥイア・バーンサイド小学校とのオンライン授業について」のアンケートを実施しました。結果は下のグラフの通りです。
1.阿曽小学校児童(2022年度、2023年度、2024年度 当時4年生の児童)対象 回答数・合計47名

- 相互理解:例)名前当てゲームでお互いの名前を覚えたり、お互いのことについてクイズを出し合ったりして理解し合うことが楽しかった。
- 異文化を知る:例)ニュージーランドの教室や食べ物、発表のときの手の挙げ方が違うことが興味深かった。
- 発信・伝達:例)自分たちがグループになって何を発表するかアイデアを出したり、調べたりして、好きなことをニュージーランドの友達に伝えることが楽しかった。
- 英語使用:例)英語で自分の言いたいことが伝えられたことが良かった。

- オンラインのとき、教室の机やいすを使ってなかった。
- 教室に貼ってあるものが、日本のとは違っていた。
- 授業中の発表の仕方が違う。
- 時差があることを知った。
- ことばが違うと実感した。

- けん玉、こま、折り紙、他、日本のおもちゃや遊びを、絵や英語、日本語を使って説明して伝えた。
- 色や教室、ものを日本語で教えた。わかりにくいものは、絵や文字を紙に大きく書いて見せた。
- 岡山県の地形や場所を絵で見せながら説明をした。
- 習字について、文字を見せながら説明をした。
- それぞれの教室にパソコンを置いて中継で、各教室について紹介した。校長室、教室、図書室、理科室、音楽室など。
- 日本の四季について説明した。

- 日本の行事やお祭りを紹介したい。
- 岡山の魅力を伝えたい。
- 阿曽の人が仲が良いと知らせたい。
- 阿曽っ子フェスティバルがあることを知らせたい。
- 日本の美味しい食べ物を紹介したい。
- 日本の流行や人気のある持ち物について紹介したい。
- 鬼ノ城や桃太郎について紹介したい。

2.阿曽小学校4年生、5年生、6年生(2025年3月現在)の保護者の方々 合計13名
5年生と6年生については、児童がそれぞれ2023年度、2022年度に4年生であった時、当オンライン交流プログラムを経験されました。


3.阿曽地域の見学の方々 合計3名

4.阿曽小学校の教員の方々 合計4名


阿曽小学校&トゥイア・バーンサイド小学校 オンライン学校文化交流に関するページリンク
YouTube
2025年3月11日の交流の動画:EITAKO学校文化交流 阿曽小学校&Tuia/Burnside Primary School 20250311
山陽新聞
2025年6月10日の交流についてのニュース記事:ニュージーランドの児童と交流 総社・阿曽小4年、オンラインで
インスタグラム
2025年3月11日の交流について
Facebook
2025年6月26日投稿記事 ウエブサイト 阿曽小学校&トゥイア・バーンサイド小学校のオンライン交流についてのページ開設